るやんの雄叫びーなす

暑いっすねぇ。
なんすか、今日の暑さは。

あんまり深く考えずに、長袖シャツにGジャンを羽織って買い物に出かけたら、汗だくですよ。
ついでに、日焼け止めも忘れましたよ。

ちょっと前までは真冬みたいに寒かったくせに～～。

キーーーーっ！！

天気予報を見なかった自分が悪いとは言え、納得行かないよ。
異常気象なんでしょうかねぇ。
それとも、火山灰の影響とか？

明日は寒くなるみたいで、風邪を引きそうで怖いですわ。

るやんの父親は結構、いや、相当にハタ迷惑な男である。
どのくらいハタ迷惑かと言うと、

自分がハタ迷惑だということを知っている

ぐらいにハタ迷惑な男なのである。

彼に勝てるハタ迷惑な人間は、るやんの母親しかいない。
（つまり、ハタ迷惑な夫婦の子供ということだ）

そんなハタ迷惑な父親が先週木曜日に珍しく電話をかけてきた。
20日に一緒に昼飯を食べながら、話したいことがあるとのこと。

20日はすでに夜に予定があるのでできれば昼も予定を入れるのは避けたいなぁ。
と、やんわりと断ってみたら、

オマエの都合は聞いていない、オレの都合だ。

とあっさりと退けられ、20日の昼間に会うことに決定したのだ。

店はオマエが探しておけ

と、暴君だぜ、相変わらず。
ふふふ。やってらんねぇ、お高いお店にしてやる。
と、せっせと店を探し、予約を済ませた。

だが、世の中そんなに甘くない。

今朝になって、再び父親から電話。

風邪を引いたから、あすの予定は延期だ。
また電話するからな。昼はあけとけ。

し・か・も！

お大事に～～とか細く答える娘の声の途中で電話を切りやがった。

風邪なら仕方ないとは思うのだが、ちゃんと病院に行けよ、と思うのだが、
思うのだが、

昼はあけとけ。

とは、どういう意味やねん！！
病院の予約とか色々こっちにも都合というものがあるんだが。

父親にはそんな理由は通用しない。

こんな父親に似ていないと言われております。
っていうか、似ていたらショックだよ。

さて、都内の某超有名病院で
「ガンは見つかりません。認められません。」
と言われて、さぁ、一安心♪

とは問屋が卸さず、ジナンくんがこんなことを言い出した。

「癌専門の病院で診てもらおう。
どうしても（腫瘍マーカーの異常値が）気になって仕方がない。」

ええぇぇぇ。そんな、PETCTまでやって見つかっていないんだから。
いまんところ、ジタバタしてもしょうがないのでは？
3ヶ月毎に血液検査と超音波検査して経過観察もするし。

と反論をしてみましたが、まぁ、なんですか。

聞く耳持たねぇよ、オレは。
お前が調べないなら、オレが調べて検査申し込みすっからよ。

という勢いで、あっという間に某有名がん専門病院でのがんドックの予約完了。

明日、冷たい雨がそぼろ降るなか、一人で検査に行ってきます。
自宅に検体キットが届いて、いろいろと事前に自宅で採取して持っていかねばならない。

一人でせっせと準備をして、明日に備えております。

案外素直に言うことを聞く自分がいて、多少びっくり。

だが、かなりブルーな気分でござる。

先日散歩した時の桜。

春ですなぁ。

全身をくまなく検査しちゃうというPETCT（ペットCT）の結果が出ました。

１５インチサイズのPCディスプレイに表示された検査結果を素早く見ると、

・・・・腫瘍が認められるが、

と書いてあるではないか！

えぇぇぇぇぇっ！！！
やっぱりガンなのかっ！！！！

と思った直後に、冷静な担当医の声が聞こえてきました。

「筋腫がありますが、ガンは見つかりませんでしたね。」

そ、っそうなんですか・・・・・

と慌てて、ディスプレイの下のほうを見ると、

・・・・とは認められない。

と、書いてある。
認められない、ってことは、見つかりませんでした、ってことは？

ありませんでしたとは違う意味ってことだよね？


実は、この言葉を聞くまではあんまりその実感がなかったのですが、この言葉を聞いて、逆に頭の中にカタカタと文字が打ち出されてきました。

命って長さが決まっているんだよ・・・

そうなんです。見つからなかっただけで、相変わらず血液検査の結果はクロなのです。
しかも、微増傾向なのです。

「腫瘍マーカーが異常でも何も見つからない患者さんはいます。
僕もそういう患者さんを知っていますから。」

だからといって、自分もそうとは限らないわけですよ。

なんたって

認められない、見つかりませんでした、

なのですから。

ありません。じゃないのですよ。

うわぁ、今日で白黒決着がつくものとばかり思っていたので、この結果には完全にヤラレマシタ。

決まり手：肩透かしっていうか、蹴手繰りっていうか！！
立合いで相手が変化して何とか組み止めたけど、気がついたら反転していた

ですよっ！！！

隣で完璧に安堵の声で色々と確認しているジナンくんの声を上の空で聞きながら、

これから先、どのくらいの間、経過観察をしたらアリマセンになるのだろう

とグルグルしておりました。

一晩たって、落ち着くかなぁと思ったけど、逆により一層これは大変な事になったぞと。
執行猶予というか、仮釈放というか、要するに無罪放免じゃないし、だからといって、なんか治療をしたり薬を飲んだりって訳にもいかず、宙ぶらりんの状態をこの先も続けていくってことなんですよね。

ちょっと考えというか、見通しが甘かったよ。

もちろん、ガンが見つからなかったことは喜ばしいことなんだけど、喜んでいない自分がおりましたとさ。

こういう展開は全く考えていなかった・・・・・。