るやんの雄叫びーなす

父が
「検査続きで大変そうな娘を励ましたい」
と申して、ご馳走をしてくれることになった。

病気検査のど真ん中なのでそんなに大層なものは食えんしなぁ。
と思案に暮れる、励まされる予定の娘、るやん。

娘を励ましたいのだから、娘の食べたいものをご馳走したい。

という親心をありがたく思い、食べたいものをリクエストした。

大人の道楽系お蕎麦。

もう天ぷらそばとか頼んだら二千円とかスパーンと消えちゃうような高級蕎麦処だっ！！

娘・るやん、心うっきうっき♪

ところが、父曰く、

えー、蕎麦なんてつまんない。もっと豪勢なご馳走をしたい。

おい、こら、趣旨が違ってきていないか。

娘を励ましたいのだろ、娘の好きなものを食べさせたいのだろ？

ち・が・う・の・か？

違うそうです。
父が、
「娘を豪勢な食事で励ました」
と満足するのが目的だそうです。

っていうかー、なら、貴重な休みを潰すのバカバカしいし、パスしたい。

なんて思っちゃダメですか？