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2024年11月27日
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藤沢周平を読んで故郷を思う

2009年07月07日
今日、藤沢周平のとある作品を読んでいたら、生まれ育った街が出てきた。

海の近くの小さな街。
これといった観光地もない、今や隣の市と合併して、名前は駅に残るのみ。

今でははとバスをはじめとした観光バスがガンガンやってきて、漁港そばのお魚市場は大賑わい。

でも、自分が友達と走り回って遊んでいた頃は、海水浴の季節にだけ人が来る、海の近くの本当に小さな街だった。
殿様の別邸があった公園から見下ろす海や古い蔵が点在している街並み、大砲を作っていたと言う反射炉。
幕末の志士たちがくぐっていたと言う古い、移築されてきた木造の門。

古い建物の中で、漁師さんが網を繕っていたのをよく見かけました。

さびれちゃった街なのは小さい頃からなんとなく分かっていた。
このまま、この小さな街にいるのはちょっとイヤだなって思っていた。

なのに、小説の中でも名前を見るだけで、懐かしくなるのはなんでだろうね。

最近は地元の電車が第3セクターになったり、お魚市場が人気で旅番組に出てきたり。
東京育ちのジナン君(相方)には新鮮で楽しい街らしい。
気に入ってもらえたのはこちらとしてもウレシイ限り。

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